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向き合うこと




『家族と行うマタニティーパートナーヨガ』

’呼吸に意識を向ける’ これはとっても難しいことのように思いますが、この世に誕生してから私達は無意識に欠かすことなく行い続けていることなのです。そして外の自分と内の自分を結ぶものが『呼吸』です。

さてお腹のベビー。 彼らは羊水の中にいますので、肺での呼吸でなく、ママのへその緒を通して酸素をもらっています。もちろんママの呼吸が浅いとベビーにも酸素が行き届きにくい・・・。そしてお腹の張り、これは子宮筋の収縮運動となりますが、お腹が張っていると血管も収縮し、へその緒からの栄養も少なくなるのでベビーは苦しくなります。 お腹の張りとは・・・張りがいまいち分かりにくい方もたくさんみえますが、拳を握った時の手の甲や、おでこくらいの硬さになることが「お腹の張り」と言われています。

お腹全体が張る方やお腹の一部だけが張る方もみえますね。 37週2500g以下のベビーとママは、このお腹の張りがやってきたらこれは自然から教えてもらうお休みの合図(ゆっくり呼吸をする)なのです。お散歩中はどこかに腰をかけてお休みしましょう。そして自宅で1時間程横になってもお腹の張りが収まらない場合は病院に電話をしましょう。 正規産に入るとお腹の張りは自然に頻繁に起こってきます。これもまた自然からの合図で、母子ともに陣痛を乗り切るための予行演習とも言われています。(張りにくい、または張りが分かりにくい妊婦さんも稀に見えます)

そして本番。

いつもの張りとは違う陣痛らしきものが来ました。 どんどん強くなります。陣痛の大きな波は想像を遥かに超えて、激しい痛みがやってきます。ここで家族の登場なのですパパやご家族が呼吸を覚えていれば、ママはパニックにならずにベビーにもしっかり深い酸素を与えることができるのです。

呼吸は乱れます。

パニックにもなりそうになり、過呼吸になる妊婦さんもたくさんみえます痛すぎて大声で叫びたくなるし、涙が止まりませんね。でも、サポートしてくれる家族がいることで、陣痛を乗り切れるのです。家族で1つになり大きな波を乗り越える、この『お産』という経験は、ベビーが与えてくれる大きな大きな愛なのです。

本日も2名の方が出産されていました(涙)

痛みはいつか終わります。そしてこの痛みは「良い痛み」なのです。

世界的に有名な瞑想法「ヴィパッサナメディテーション」というものがありますが、ここでは「アニッチャー」・・・「生まれては消え去る、変化する」という言葉があります。

まさに、陣痛というものは変化し、いつか消え去るものなのです、 ※稀に陣痛が気持ちよかった!という方もみえます。過去8年間に私は2名、そのような方に出会いました、 素敵なお産になりますように。

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