中学生の女の子のお話。
彼女は生まれつき目が見えなく、知的障がいもあるけれど非常に賢くて優しい女の子。
彼女の介助をしていた時のことです。
お手洗いに1人でいけない彼女は、私と一緒にお手洗いに入る。彼女が大便をする時ももちろん付きそうのですが、
彼女は、
『うんちさん出てきてくださーい』と言って、うんちさんに話かけます。
中学生の女の子のこんな純粋で可愛い風景には、なかなか触れることができないですね。
彼女は生理だったので、自分でナプキンを変えることができないのでお手伝いします。うんちも拭くことができないのでお手伝いをします。
そのあと、彼女は丁寧に『ありがとうございます』と私に言います。

もう1人の高校生の女の子のお話。
彼女はほんの少しだけ視力があり(色がボヤッとわかる)、知的障がいがあるけれどしっかりと会話ができ、
自分の感情を言葉でも表現できます。彼女は感情が豊かで、感情コントロールオーバーになることもあります。
ある日、彼女はそこに通う男の子の言葉に異常反応し、暴れ出しました。
近くにいた私は当然止めに入ったのですが彼女は私に噛みつき、私は腕に怪我をしました。その後、彼女が横になり落ち着いたところで私は彼女とお話をしました。そこで彼女が、私の名前を呼んで『トントンしてください』、と言うのです。
’本当に可愛い’と思う瞬間ですね。その後、彼女は会話の中で彼女がしたことをゆっくりフィードバックしてその時のお話を〜だったかもしれない、というような形で表現をしだしながらゆっくりと自分自身でアクセプトしていきます。
そして最後には『ごめんなさい』と言ってくれます。
彼女らの純粋な心に触れる時、私は心が洗われ、言葉にならない幸せが舞い込みます。 障がい者と、それ以外の人、あなたはそれ以外の人ですか? 障がい者とくくられれている人々は、確かに身体的や脳に障がいがあって日常生活を普通に送れないので手助けが必要となります。 それでも彼らは非常に正直で2つの顔を持たず純粋な心のまま生きています。 そして彼らは身体にストレスを持っていない。そして心はクリアです。瞬間に生きて人生を楽しんでいます。
さて私たちはどうでしょうか?
毎日毎日ストレスを抱え、2つや3つの顔を持ち合わせて心はいつも何かにとらわれ瞬間に生きることができずに、過去や未来のことばかり考えて日々疲れています。
人にはそれぞれできることできないこと、この人はできるが、この人はできない、などみんな完璧ではありません。
だから助け合って足りない部分を補い合って生きていく必要があります。
これが地球のバランスですね。
ぜひ、みなさんも彼女らの純粋な心に触れる機会を作って、彼らから深い愛を教えてもらってみてくださいね。
人生が変わります。
愛を込めて
ナマステ