沖縄でのボランティアのお話。
4歳の子供とご飯を食べていて、その子は最後にお米をたくさん残したので、
いろんなお話をして一緒に最後まで食べる方法を見つけていた。
彼が言った、「食べたらお米は喜ぶ?」
優しい言葉だね。私はもちろん言った。「喜ぶよ」
彼は「グレイゾーン」と呼ばれていて発達障害がある。 彼は濁音を発するのが苦手で会話の節々に聞き取りつらいこともあるけど、しっかり人の話が聞け自分の意見も言える。運動の時間で木のポーズ(片足で立って木のようになるポーズ)を行なっていた時、「お外に生えてる木を思い出してあんなふうにどっしり立ってみて」と話すと たちまちしっかりバランスを取る。
想像力にたけている。
彼が胡座をかいてピンと背筋を伸ばして呼吸に集中するポーズをとると
先生が「こんな顔つき見た事無い」と嬉しそうに話していた。
彼は左右を反対に認識している。右と言ったら左を動かす。
いろんな場面で最初は左右をしっかり認識させようと思っていたが、 途中からそんな事はどうでもいい事に気づいた。
左右って誰が決めたのだろう?
正常って何だろう?
人と同じように大きくなって言葉をスムーズに覚えて全て人並みに生活ができることなのか?
人並みという基準は誰が決めたのか?
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