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2人の命とマタニティヨガ

マタニティヨガを初めてから15年以上が経ちまして、お世話になっている産婦人科で当時1名から始まった1つのマタニティクラスは、今では4クラスになり、ひとクラスに12,3名の妊婦さんたちが参加されています。ここまでの道のりは容易ではなかった。

普通のヨガクラスと違って、とっても知識のいるこの分野はなかなか院外で単独でのクラス開催は勇気と責任がいると思います。毎日変化する妊婦さんたちの身体は今日が大丈夫でも明日には入院になっていたりといろんなことが起こり得るので、私たちはクラス前の問診を丁寧にそして慎重に行います。私たちの判断次第で母子が危険な状態に陥ることだってあるために、かなり慎重になるのは当然です。そして病院からも厳しく指導されています。少し専門的な分野になりますが「頸管長」が妊娠中はキーポイントになるのですが、早産気味の方はこの頸管長が妊娠初期や中期にかなり短くなっていて、油断するとベビーが出て来てしまうために安静となります。この安静の時期が長くかかる方もいれば、1ヶ月だけという方、全く問題なく過ごせる方もみえます。私たちのクラスを4つの分野に分けている理由は、このように全く違うお身体の状態の妊婦さんたちへ安全で、そして安静解除になった方達へ安心して参加して頂くためです。



ヨガ部門では ・陣痛を乗り切るヨガ

・マタニティリズムヨガ

・呼吸とリラックスのゆっくりヨガ

・パートナーヨガ  の4クラス ヒーリング部門では ・マタニティーパーソナルヨ

・マタニティーブリージングマッサージ がありあす。


これまでの実績と経験から嬉しいことに、これらのヨガクラスを受講された方はより安全に、そしてとても感動的なお産になると病院側は信頼し評価をくださっていて今に至ります。これにはインストラクターひとりひとりの高い講師力と情熱がここまで導いています。だから私はこれらのサポートをして彼らがより安全に安心してクラスができる環境を作ることに今は専念しています。


今年愛知のこの病院に戻った時にマタニティヨガワークショップを久々に開催しました。


私がいつも思っていることは、通常の倍の人数の責任があるということ。ベビーがお腹にいるので10人みえれば20名の命とヨガをするわけです。ですからかなりの洞察力とスキルそして倍以上の情熱と愛が必要になります。

私が最初にクラスで話す言葉それは、『よし。今日お産になってもいいように深い集中と練習を今から作りますよ!」

ひとりひとりのお産があたかも自分が今日お産をするかのようにクラスをします。それぐらいでないといいお産に結びつかない。

本当に人生の中で大きな経験であって大きな壁を乗り越える日になるからです。ですから私たちのこの仕事は、2人の命と大きな人生の壁を一緒に乗り越えるという大役でして、決して中途半端でできない仕事であるし、かけがえのない仕事なのです。

こんな大変なお仕事ですが、本当にやりがいがあり、また新しい命が誕生する手助けになるお仕事ですので、私は『ホーリーワークス」と名付けています。『Holy Works』です=『聖なる仕事』


20年後には、たくさんの病院でこのホーリーワークスを多くの仲間とできるようになっていることが私の願いであり、必ず幸せが世界に響くことにつながると信じています。





深い愛をベトナムから。


Nanakha Olatunji 

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